食器と料理道具の専門店／おいしいで 笑顔をつくる お手伝い　プロキッチン

食べる量が少なくなってきたら

埼玉県越谷市に工房とアトリエ兼店舗を構える陶芸家、飯高幸作さんがプロデュースするブランド「kousha ceramic works」の陶器の飯碗です。スッキリ見える逆三角形のシルエットは、ご飯をふんわり美味しそうに盛り付けることができ、どことなく上品。



今回、商品セレクトをする際にコンセプトにしたのが「一尺三寸（約39cm）のお膳にのるサイズで定食の提案ができるセット」。ご飯が美味しそうに盛り付けられることはもちろん、手にした時の収まりの良さや長く使いたくなるデザインにもこだわってセレクトしました。

渋めの刷毛黒の飯碗は白土を用いて、高台の低いシンプルなフォルムに仕上がっています。するんとした手触りと凛としたマットな風合い、そして絶妙な刷毛目の色ムラに作り手の温もりを感じます。一つずつ手作業で塗っていることから色の濃さなどに個体差がありますが、これこそがこの器の表情を豊かにしているポイントです。マンガン釉の性質として、使いはじめに手のあと（指紋）や油染みがつくことがあります。しかしながらご心配は無用。使いつづけるうちに馴染んでツヤに変化していきますので、育て系の器としてどんどん出番を増やしてあげてください。

シュッと斜めに立ち上がるスマートシルエットのお茶碗です。炭水化物を控えている方、いつも使っているお茶碗が大き過ぎると感じるようになってきた方へおすすめのサイズ。大きなお茶碗に少しだけ、というよりもご飯の量にあったお茶碗を使うと見た目だけでなく、扱いやすさにも驚くはずですよ。手馴染みも良く、白米、玄米、季節の食材で作る炊き込みご飯などもバランスよく盛り付けることができます。刷毛黒とペアで揃えても、サイズ違いで揃えても。



一見、普段づかいにはハードルが高そうな趣ですが、意外にも軽くて丈夫でお手入れも簡単。使いはじめの目止めをしなくてもOKですし、汚れが気になったら漂白剤につけておくことも。電子レンジや食洗機にも対応しているのも嬉しい限り。

使い勝手に気難しさがなく、食事の時間を豊かにしてくれる器は、器好きの方へのプレゼントにも喜ばれます。